転職の際には「直接応募」「求人サイト経由」「転職エージェント経由」など、様々な応募方法があります。ただやみくもに応募するだけでは、自分の希望を叶える転職は実現できません。それぞれの応募方法の特徴を理解することが、転職を成功させるために必要です。
今回は、転職方法の一つである直接応募の概要や、メリット・デメリットについて紹介します。
概要
直接応募は、その名の通り検討している企業に直接応募することを言います。直接応募では、企業などの採用サイトから応募メッセージを送ったり、応募書類を直接送ったりし、エントリーをします。転職サイトやエージェントを介して応募するわけでないため、事前にしっかりと準備をすることが大切です。
特徴
直接応募の特徴
直接応募の特徴は、インターネットや転職情報誌などで気になる企業を見つけ、自分でその会社に応募をすることです。
エージェント使わない直接応募では、企業とのやり取りを全て応募者自身が行い、面接日時などを調整していくことになります。
直接応募のメリット
熱意が伝わりやすい
直接応募は、企業に自分からアポイントメントを取りに行ったのと同じことです。直接応募をすることで、「この会社に入社したい」という想いが伝わりやすいでしょう。
企業は、自社の魅力や特徴を理解し、入社後に長く活躍してくれる人材を探しています。直接応募をすることで、志望度の高さをアピールするきっかけになり、企業側から好印象を持ってもらいやすくなります。
採用ハードルが下がることがある
企業が転職エージェントから紹介された人材を採用した際は、成功報酬として手数料が支払われます。
しかし、エージェント経由ではなく直接応募して入社が決まった場合、広告費や手数料がかかりません。直接応募の場合、企業側は採用コストを節約できるので、採用に対してのハードルが下がり、受かりやすくなる可能性があります。
自分のペースで転職活動を進められる
直接応募は、自分で求人情報を取捨選択をし、応募することになります。エージェントのバイアスがない状態で、主体的な姿勢で転職活動を進めることができます。直接応募は、自分のペースでスケジューリングしながら、納得いくまで転職活動を進められるのがメリットです。
直接応募のデメリット
自分で選考対策をする必要がある
転職エージェントでは、キャリア相談や選考対策など、転職に関する幅広いサポートを受けることができます。
しかし、直接応募の場合は、自己分析や業愛研究、選考対策にいたるまでを全て自分の力で行う必要があります。直接応募では、自分自身で考え、チューニングを合わせながら、転職活動を進めていかなければなりません。
スケジュールの調整が難しい
直接応募の場合、自分自身で日程調整や条件交渉をやる必要があります。日程が合わなければ、選考のチャンスを逃してしまうことになってしまうでしょう。特に在職中に転職活動をする人は、現職と面接とのスケジュール調整が必要になり、じっくりと転職先を選べなくなってしまう可能性もあります。
こんな方におすすめ
向いている人
直接応募が向いているのは、自分のタイミングでどんどん転職活動を進めたい人です。既に転職経験が豊富で対策慣れしており、既に応募したい企業が決まっているならば、直接応募した方がやり取りをする際の効率が良いでしょう。
既にスキルや経験や豊富な人も、直接応募に向いています。IT業界のようにのような人材不測に陥っている場合、必要な人材を確保したいという気持ちが強いでしょう。そのような業界に直接応募することで、受かりやすくなる可能性があります。
向いていない人
直接応募に向いていないのは、転職活動に苦手意識を持っている人です。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーにより未経験業種へのチャレンジや企業とのやり取り、書類や面接の対策、日程調整の代行など、様々なサポートを受けることができます。
しかし、直接応募の場合はそのようなサポートがなく、全て自分で行わなければいけません。転職活動になれていない人は、直接応募はあまり向いていないでしょう。
直接応募のまとめ
・直接応募はサポートがないのですべて自分で行うデメリットがあるものの、企業への熱意アピールは抜群！
・応募したい企業が決まっているのなら、直接応募が効率的。
